トランプ米大統領は3日、ペルシャ湾で立ち往生している船舶を米国が誘導して、ホルムズ海峡を安全に通過させる措置を現地時間4日午前(日本時間4日)に始めると発表した。

米イスラエルとイランの戦闘に関与していない中立国の船舶が対象だと説明。妨害された場合には断固対処すると強調した。エネルギー供給の混乱を抑え、油価高騰を食い止めたい狙い。日本関連船舶が含まれるかは不明だ。

これに先立ち、イラン外務省報道官は、イランが戦闘終結の再協議に向け示した14項目の提案に対し、仲介国パキスタンを通じ、米国から返答があったと明らかにした。内容には言及しなかった。国営テレビが伝えた。

トランプ氏は交流サイト(SNS)で、米代表団がイランと「非常に前向きな議論」を行っており、「とても好ましい結果につながる可能性があることを認識している」と投稿。ペルシャ湾からの誘導措置は「米国、中東諸国、特にイランを代表して実施する人道措置だ」と主張した。

各国から要請を受けたとし「円滑に業務を遂行できるよう、制限水域から安全に誘導すると伝えた」とした。

国際海事機関(IMO)によると、ペルシャ湾には約2万人の船員と2000隻近くの船舶が立ち往生。食料事情や衛生環境の悪化が懸念されている。

タスニム通信によると、イラン革命防衛隊は3日、トランプ氏が2日の投稿でイラン側提案に否定的な考えを示し、再攻撃の可能性に触れたことに対し「実現不可能な軍事作戦か、不利な合意か、どちらか選ばなければならない」と反発した。(共同)