森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典前理事長が28日、国会内で行われた民進党の聞き取り調査会に出席し、「私や妻が関係していたことになれば首相も国会議員も辞める」と公言した安倍晋三首相について「関わっていたと思うので、そうなる(辞任すべきという)ことになる」と発言した。

 15年9月、安倍昭恵夫人から100万円の寄付を受けた際「1人にさせてすみません」と言われたことを振り返り、「ということは、関わっていただいたということ」と語り、安倍首相は自身の発言の責任をとるべきとの考えを示した。

 国側との土地契約のやりとりについても、昭恵夫人に電話報告などを頻繁に行っていたことも明かした。籠池氏が電話する際は2、3分間だったといい「20回は超えていると思う」と振り返り、妻諄子氏に至っては「電話をしたら1、2時間は話していた。回数は数えられない」と明かし、親密だったことを証言した。