民進党の蓮舫前代表(49)が13日、大阪府のJR摂津富田駅前で、大阪10区(高槻市、島本町)から出馬している立憲民主党の辻元清美氏(57)の応援に駆けつけ、両者は「女の友情」をアピールした。

 雨中の小さな駅前のロータリー。辻元氏がマイクを握り、蓮舫氏が応援に来ることを伝えると、地元の中高年女性を中心に府民が集まり始め、その数は100人ほどになった。

 いったんは参院から今回の衆院選へ鞍替えするとしていた蓮舫氏だが、結局は断念。「応援したい人を応援する」選挙戦と位置づけ、党派を超えて全国を回っているが、この日は辻元氏の応援だった。

 辻元氏が「今日は、蓮舫さんが女の友情で来てくださいましたっ!」と呼び込むと、蓮舫氏は小走りに駆けより、満面笑みで2人はハグ。直近まで、衆院、参院と違えど、同じ民進党で戦っていただけに、辻元氏も蓮舫氏も「戦友」を強調した。

 辻元氏からマイクを受けた蓮舫氏は「国会は本当に男社会。女の議員なのになんでわざわざ、行政改革や、安全保障につっこんでくるんだと。そういう空気です」と国会事情を吐露。辻元氏も「今ね、私たちはナンバーワン、ナンバーツーくらい、あちこちからバッシングされてます。デマもいっぱい流されています」と言い、“同志”の助っ人援軍に感謝した。

 蓮舫氏は「この大阪から女性の候補を国会へ送り出してください。ガラスの天井を壊すっ!」と言い、打倒・安倍政権を念頭に置き、男性優位の国会で共闘する仲間への支援を呼びかけていた。