東京都の小池百合子知事は3日の会見で、日本ボクシング連盟をめぐる一連の問題について、ボクシングが20年東京オリンピックの種目であることを念頭に「これからメダルをとりにいく競技。メダルを獲得する前の段階で、エネルギーが使われるのはもったいない」と苦言を呈した。「(東京大会では)金メダル30個を狙うと言っている。その素地をつくれるよう、関係組織の方々は立て直しに協力すべきだ。目的は何か、立ち戻る原点にしたらいいのではないか」とも述べた。

 小池氏は「内情は存じない」とした上で、日本ウエイトリフティング協会会長を務めた経験から「体育会はヒエラルキーがはっきりし、変えるのは難しい組織」と指摘。その上で「メダルを狙えるアスリートを育てる素地をつくり直す、いい機会だ。そういう(内向きの)戦いではなくて、真の世界との戦いですばらしい選手が育ち、メダリストがたくさん生まれることを期待したい」と話した。

 小池氏は会見で、20年東京大会の暑さ対策の一環として大会組織委員会の森喜朗会長が導入を提案したサマータイムについて「日本全国での話。国で検討を深めていただくことを見守りたい」と述べるにとどめた。サマータイムを「1つの考え方」とした上で、「国民生活に影響する。メリット、デメリットがあり、お金もかかる」と指摘した。森氏は先月末、安倍晋三首相に導入に向けた法整備を要請したが、政府内には導入に慎重な声がある。