<高校野球神奈川大会:横浜8-3湘南>◇23日◇4回戦◇保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム

 横浜が、湘南の粘りに苦しみながらも突き放した。

 5回裏2死二塁から、先発春日井静斗投手(2年)が同点2ランを浴びて降板。エース伊藤将司投手(3年が)登板し、淵脇を空振り三振に仕留めると、6回7回8回とすべて三振の10者連続三振をマークした。9回は先頭打者に中前打を許したが、後続を三振、併殺に抑えた。打者13人に対し1安打11三振で無失点救援だった。

 名将渡辺元智監督(69)をして「初めてですよ。10でしょ?

 ないんじゃないの?」と驚かせた。今春関東大会以降、制球に苦しんだ伊藤は「真っすぐが去年の夏くらいに戻ってきた」と、復活の手応えをつかんでいた。