ロッテが逆転サヨナラ負けを喫した。8回まで初先発のルーキー酒居知史投手(24=大阪ガス)が3安打1失点と好投。2-1と1点リードで9回に突入したが、9回から登板した抑えの内竜也投手(32)が阿部にサヨナラ打を浴びた。

 伊東監督は「痛すぎる負けです、初回の2点だけ。今年はずっと点が取れない」と、追加点が取れなかった打線を嘆いた。それでも酒居の好投には「ボールが低めに集まって、変化球も良かった。よく投げた、次につながる投球をしてくれた。楽しみです」と高い評価を与えていた。

 勝ち投手の権利を持ったまま降板したが、初勝利を逃した酒居は「しっかりファームでやっていきたことを出せたと思う。真っすぐを中心にコースに強い球が決まった。継続していくことが初勝利につながると思う」と先を見据えた。