侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が5日、沖縄・浦添で行われている古巣のヤクルトキャンプを視察した。午前中に中日のキャンプを視察した後に移動。昨秋のWBC代表、山田哲人内野手(25)らのケース打撃などを見守った。

 山田哲については「トリプルスリーをとって、少し調子が落ち気味なので、ちょうど今は成長段階でもありますので、もう1度トリプルスリーをとって、またヤクルトを優勝にしっかりと引っ張ってもらいたい」と期待した。

 ヤクルトへの復帰が決まった青木については「彼は昨年のWBCを一緒に戦って経験も豊富。当然プレーでも見せてもらいたいですが、後輩たちにいろいろなことを伝えながら、ともにヤクルトをしっかりと強くしていってもらいたいと思います。経験をたくさんしているので、大事な場面はベテランの力が私は大事だと思ってますので、チームを引っ張る存在になってもらいたい」とエールを送った。

 3月3、4日にはオーストラリア代表と2試合対戦する。「トップチームとしてはじめての試合になるので、土台作りということでトップチームの選手をしっかりと集めてやっていきたい。その中で若い選手の力というのも見たい部分がありますのでバランスを取りながら、チーム編成をしていきたい」と話した。