ヤクルトは成瀬善久投手(32)とも来季の契約を結ばないことが1日、分かった。今季の1軍登板はなく、選手の若返りを図る球団が通算96勝の実績を誇る左腕に対しても断を下した。

成瀬は03年ドラフト6巡目でロッテに入団。06年に頭角を現すと、07年には16勝1敗、防御率1・81で最優秀防御率のタイトルを獲得。その後もロッテ投手陣の柱として活躍し、15年にヤクルトに3年契約の総額6億円(金額は推定)でFA移籍した。

だが移籍後3年間は計6勝11敗と振るわず、17年オフに減額制限(1億円以上は40%)を大きく超える1億2400万円(86%)減の2000万円でサイン。今季は復活を期して臨んだが1軍マウンドに立てずに終わった。

常々、残り4勝としている通算100勝を目標に挙げており、現役続行を目指すことになりそうだ。