中日は20日、秋季キャンプ(ナゴヤ球場)を打ち上げた。沖縄・北谷町で練習を続けていた一部選手もすでに合流。ベテラン・外国人をのぞいた選手、スタッフが集結して、福田選手会長が手締めした。

福田は「来年の目標は優勝。全員で優勝を目指す意識を高く持って、オフを過ごしましょう」とあいさつした。

与田剛新監督(52)は「大きなケガもなく無事に終われたのが一番よかった。新任のコーチも含めてみんなでいろいろな情報を得ることができた。(中日の雰囲気が)暗い、暗いと言われていたけど、実際に話してみてそんなことはない。コーチは丁寧に指導してくれたし、選手の反応もよかった。みんなの力を集約して、しっかりコミュニケーションをとって、できるだけ(首脳陣や球団への)不安や不信感というものをゼロにする組織にしていきたい」と充実の表情を浮かべた。

オフ期間も新監督の色が出そうだ。ほとんどの選手に、オフ期間中に強化すべき課題を記した紙を手渡すことを明言した。内容は担当コーチが作成する。「こと細かく書いて、用意している。とくに若い選手はオフにどういう練習をするか分からない場合が多いから」と説明した。