演歌歌手三丘翔太(22)が2日、都内で、ファーストライブ「翔太のお品書きライブvol.1~ご注文はお決まりですか?~」を行った。

 「星影の里」で今年1月にデビューしたばかりの三丘。小学校1年で初めて歌ったのが大泉逸郎「孫」。高校1年時にはNHKのど自慢に参加し、北島三郎「北の漁場」でチャンピオン獲得。横浜で開催されたカラオケ大会で審査員を務めていた作曲家・水森英夫氏に高校3年から師事。デビュー前にはBS朝日「日本の名曲 人生、歌がある」に2度出演し、春日八郎「別れの波止場」、藤島桓夫「お月さん今晩わ」を歌っている実力派だ。

 演歌歌謡曲のレパートリーが1000曲あるという三丘は、居酒屋の店員さん風の姿で登場。同ライブはお客さんのリクエストに応える形で行われ、入場時に配布されたお品書きの中から多数決で歌う曲を決めるという斬新なライブとなった。「実際用意していた曲の3分の2は歌われないので準備は大変でしたが、来てくれお客さんが楽しんでいただければうれしいです」と笑顔で話した。デビュー曲「星影の里」はもちろん、リクエスト曲として五木ひろし「長良川艶歌」佳山明生「氷雨」北島三郎「函館の女」など、集まった140人に計21曲を披露した。

 「NHK紅白歌合戦」マニアという三丘は、「司会がまだ決まっていないのが心配。逆に皆さん何か知っていたら教えてください」と報道陣に逆質問。「言葉で表すのは難しいのですが、自分の中で紅白に出る歌い手はこうあるべきという姿があります。自分はまだまだその姿に届いていないので、もっともっと努力と経験を積んで成長が必要だと思います」と話した。