ワースト記録オンパレードの札幌に、サポーターの怒りが爆発した。1日の最終新潟戦大敗後、クラブでは矢萩竹美社長(62)の「サポーターの皆様へ感謝のメッセージ」を公式フェイスブックにアップした。一夜明けた2日、社長の姿勢に対する批判の声が続々と寄せられた。ネットを通した事務的な総括のコメント、降格決定から2カ月が経過しても監督人事すら固まらない現状に対して、厳しい意見が寄せられた。

 勝ち点、失点数、得失点差、負け数と数々のワースト記録を更新して終わった12年。その上、来季の形もほとんど見えない。そんな状況で同社長は新監督、選手の契約状況について淡々と「確定次第、順次お知らせします」とコメント。結論が先延ばしになっている現状に、ファンの我慢も限界に達した。「そんな言葉、キーボードに打てば誰でも書ける」「まず矢萩さんが責任を取らないと」「監督切るくらいならフロントも責任取れ」などと、痛烈な非難の声が相次いだ。

 昨年11月にスタートした公式フェイスブック。勝ち試合後は30件前後のコメントが入るが、今回は1日午後9時44分のアップから一気にコメントが届き、2日午後5時までに35件と負け試合後では異例の多さとなった。クラブ関係者も「この声を真摯(しんし)に受け止めたい」と話した。