<高校野球埼玉大会:春日部共栄5−4埼玉栄>◇29日◇決勝◇県営大宮公園
埼玉栄は九分九厘まで手中にした7年ぶりの夏切符を逃した。9回のピンチ、山本裕紀捕手(3年)はナインに「一塁走者がかえっても同点。落ち着いて絶対抑えよう」と声を掛けた。エース木村文和(2年)が「ここが勝負だと思った。サインを信じて思い切り投げました」という得意のスライダーを連続長打され逆転を許した。山本は「木村は最高の投手。あれを打たれたら仕方ない」と、号泣するエースを気遣った。戸栗和秀監督(40)は「信じられない… 今は先のことは考えられません」と、言葉少なだった。
[2005/7/30/08:06 紙面から]