航空会社社員が立ち入り証で密入国させる
韓国の航空会社「アシアナ航空」の元社員が、成田空港で関係者に交付される立ち入り証を悪用して外国人を密入国させていたことが分かり、埼玉県警外事課などは16日までに、入管難民法違反(営利目的不法上陸等援助)の疑いで千葉県富里市日吉台、韓国人の閔淳聖(ミンスンソン)容疑者(38=別の同法違反罪で公判中)の逮捕状を取った。同日午後にも再逮捕する。
県警によると、空港関係者が密入国に加担し、摘発されるのは全国で初めてという。県警は閔容疑者に背後組織があるとみて捜査している。
調べでは、閔容疑者は昨年3月22日、成田空港で中国人の無職の女(27)に立ち入り証を渡した上、職員専用通路の出入りに必要な暗証番号を教え不法に入国させた疑い。
閔容疑者は04年6月から昨年7月まで同航空に勤務。「中国人ら約40人の外国人を不法入国させた。1回当たり20万円前後の報酬を得ていた」と供述しているという。
女の供述によると、女は昨年3月22日夕、中国・瀋陽から成田空港に到着後、閔容疑者とみられる男から喫煙所で証明書のようなものを首に掛けられ、6けたの番号が記されたメモを渡された。女は男の案内で入国審査を経ずにいくつかの部屋を通過、出口で暗証番号を入力して外に出た。女は密入国に際し「25万元(約350万円)を支払った」とも話している。
立ち入り証は職員の顔写真などが張られ、提示を求められると応じなければならない。権限別に色分けされているという。
[2006/1/16/14:13]
|