大雪の秋山郷の医師が診察再開
大雪による国道405号の通行止めで孤立状態になった長野県栄村・秋山郷の「栄村秋山診療所」の担当医、林茂筆さん(59)が19日、ほぼ1カ月ぶりに診療所で診察を再開した。
診療所は秋山地区で唯一の医療機関。林さんは村内の別の診療所に勤め、週1回出張していたが、大雪の影響で昨年12月22日以来の診察となった。
この日はお年寄り14人が診察を受け、無職山田サダさん(85)は「血圧の薬がちょうど切れたところ。いつもの先生に見てもらうだけで安心する」とほっとした様子だった。
林さんは台湾生まれで、75年に製薬会社の奨学生として来日。日本の医師免許を取得後、88年に「何でも勉強。台湾にはない雪も見られる」と村にやってきた。
国道通行止めの間、長野県は別の医師をヘリで派遣。久しぶりに秋山地区を訪れた林さんは「ずっと患者のことが気になっていた。大雪や通行止めのストレスを感じている人もいた」と話した。
[2006/1/19/20:16]
|