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データでみる日本代表「解析料理」

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(2004年7月16日付紙面から) バックナンバー一覧へ

遅い五輪代表「ゴール前30メートル」速い日本代表

<五輪代表親善試合:日本0−1チュニジア>◇7月14日◇豊田スタジアム

◆相手ゴール30メートル接近後の攻撃◆
  種別 回数 3S(率%)
五輪代表 チュニジア戦
40
4(10.0)
通     算
912
105(11.5)
03    年
300
35(11.7)
04    年
612
70(11.4)
対 ア ジ ア
481
59(12.3)
対アジア以外
431
46(10.7)
A代表 セルビア戦
53
6(11.3)
通     算
1084
118(10.9)
03    年
615
64(10.4)
04    年
469
54(11.5)
対 ア ジ ア
416
42(10.1)
対アジア以外
668
76(11.4)
【注】3S=3プレー以内のシュート

 ゴール前で五輪代表は停滞、A代表はゴールへと向かう。データ解析システム「opta(オプタ)」によれば、相手ゴール前から30メートルの仮想ラインを越えた後の攻撃の差が明らかだ。一時はA代表以上のコンビネーションを見せた五輪代表だが、現在は頭打ちの状態が続いている。


大きい1%差

 14日に五輪代表と対戦したチュニジアのラビディ監督は「日本はゴール前30メートルからのプレーが遅い」と話した。敵将の貴重な意見をデータで分析してみた。日本五輪代表はチュニジア戦で30メートルラインを40回突破したが、突破した後3プレー以内でシュートに持ち込んだのは4回だけ。つまり10%だった。13日セルビア・モンテネグロ戦でのA代表は11・3%。「わずか1%」というかもしれないが、実は意外と大きな差だ。

 昨年、五輪代表の方がA代表よりも高い完成度であると感じることが多かったが、そのときの率が五輪代表11・7%−A代表10・4%。1%の差がイメージを分けていた。チームとしてよくなったと感じさせる今年のA代表の数字は11・5%。昨年から1%の差だ。「10%台は落第。11%台で合格」といえそうだ。

 五輪代表はアジア相手には12・3%だが、他大陸勢相手だと10・7%に落ちる。一方、アジア杯に出場するA代表は、他大陸勢相手だと11・4%なのに、アジア相手では10・1%に落ちる。両代表ともに、この夏の代表戦は苦戦続きになるかもしれない。【小西弘樹】


◇opta(オプタ) Jリーグやプレミアリーグの公認するプレー分析データ。ただし、今回使用したデータ(シュート数等)は公式記録とは一致しない。出場時間はロスタイムを含めた正味の時間を採用している。

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