ボランチ今野が同点ヘッド!/親善試合
<国際親善試合:日本五輪代表1−1トルコ選抜>◇26日◇東京・味の素スタジアム
欲しかったゴールを中盤の職人・今野が決めた。後半43分、MF森崎の右CKをファーサイドで待つ。「上がるなといわれていたけど、負けてたし、自分の判断で上がりました」。平山、那須らが相手DFを引きつける。完全にフリーになった頭でゴール左隅に突き刺した。「奇跡です。相手が勝手にマークを外してくれたから」。黒星を消す同点弾にも、今野は最後まで控えめだった。
アテネ五輪アジア最終予選で全6試合にフル出場し、山本監督にMVPと絶賛された。しかし、常に危機感を持ち続けている。「僕はエリートじゃないですから…」。東北高時代は出場機会が少なく、無名の存在だった。うまくなりたくてひたすら努力した。それは今も変わらない。最終予選後の短期間でも確実に進化し、攻撃力、決定力を身につけた。5日の神戸戦でJ初ゴールを決めてから5戦4発。山本監督も「得点感覚があるし、前に行く意識も強い。これから考え直さないとね」と今野の攻撃力に驚きを隠せなかった。
前半は右ボランチと右サイドをこなし、後半からは1ボランチで踏ん張った。中盤で相手の攻撃の芽も摘んだ。だが、この日初めてコンビを組んだ阿部にはFKがあり、MFにはオーバーエージが加わる可能性もある。「まだまだ。攻撃も守備も完ぺきにできる選手になりたい」。次戦マリ戦は昨年住んでいた札幌で行われるだけに気合も入る。今やチームに欠かせない存在になった今野だが、アテネを目指して進化を続ける。
[2004/5/27/07:57 紙面から]
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