
 王の偉大な記録は他にもあります。3冠王2回、ホームラン王15回、打点王13回、首位打者5回。「記録の男」にふさわしい、輝かしい実績です。
こんな「記録の男」も監督に就任してからは、いばらの道。1984年、巨人の監督に就任したものの5年間で、優勝は87年の1度だけ。しかも、日本シリーズでは、西武に敗れ、翌年には解任されました。
1995年、ダイエーの監督に就任しましたが、1年目5位、2年目最下位。ファンから生卵をぶつけられる屈辱も味わいました。「名選手必ずしも名監督たり得ず」との批判も飛び出しました。
どん底に突き落とされた「記録の男」が栄光を取り戻したのは、発想の転換でした。巨人時代、ハンク・アーロン(ブレーブス)の持っていた世界記録755本のホームラン記録を更新した年、私は王番記者をしていました。 |
|
|
| 最後の本塁打となった通算868号本塁打を放つ王貞治=1980年10月12日後楽園球場 |
|
|