金メダルが期待された白井健三(19=日体大)は表彰台にあと一歩届かず4位に終わった。決勝ではシライ2など高難度の技を繰り出したが、着地が乱れて本来の実力を発揮できなかった。得点も伸びず15・366にとどまった。

 白井は「自分の演技ができなかったのが悔しい。団体の金メダルから気持ちの持続が難しかった。東京五輪に向けていい目標ができた。団体でいい感じで演技できていたので、その通りに出来ればと思っていたけど…」と唇をかみ締めた。

 それでも15日に行われる跳馬の種目別へ向けて「気持ちを切らさずやりたい。今日の悔しさをはらすような堂々とした演技をしたい」と巻き返しを誓っていた。

 マックス・ウィットロック(英国)が15・633で金メダル、ジエゴ・イポリト(ブラジル)は15・533で銀メダル、アルトゥール・オヤカワ・マリアーノ(ブラジル)は15・433で銅メダルを獲得した。