オールスター男神山雄一郎(47=栃木)は、2年連続で準優勝となった。

 「すごかったね。思い通りになってくれた」と、前を託した新田をたたえた。新田の3番手2角まくりを懸命に追いすがったシーンには「この距離であの加速域じゃあね。今の状態ではベスト。1番人気だったし、何とか2着には、と思った」と振り返っていた。8月の富山G3で落車して以降、なかなか本調子に戻らなかったが、準決の1着など、大得意のオールスターで存在感を示した。

 準優勝の2340万円(副賞含む)の加算で浅井康太、平原康多らを抜いて賞金ランキングは3位にジャンプアップ。これで、年末のKEIRINグランプリ(GP)出場もほぼ確定的となった。競輪祭、そしてGPへ。レジェンドがあらたな歴史を刻む。