平成２８年熊本地震被災地支援競輪・岸和田競輪開設６７周年記念「Ｇ３岸和田キング争覇戦」が１２月３日から４日間行われる。

　最高ランクのＳＳ戦士３人、村上義弘、山崎芳仁、園田匠の中で、期待を背負うのは近畿の総帥村上だ。直前の競輪祭では準決４着で決勝進出を逃したが、好調はキープしている。今回は脇本雄太、古性優作、三谷竜生と近畿の強力先行がそろった。貫禄の番手回りから前回大会（１４年）に続いてのＶを目指す。

　追加で参戦する原田研太朗が怖い存在。直前の競輪祭ではまくり連発で３勝と勢いに乗っている。今回は小倉竜二に加え、特昇初戦となる１０９期の新鋭太田竜馬がいて、徳島勢の布陣は厚い。原田が流れに乗じて逆転する可能性は十分だ。

　地元勢は古性に加えて南修二、稲川翔のＳ１強豪が参戦。村上と歩調を合わせてＶ奪取に挑む。末足が切れが好調な園田や、タテ足が戻った山崎のＳＳ勢も侮れない。関東勢では、競輪祭で活躍した吉沢純平と諸橋愛が連係して浮上。総合力がある山田英明の一発も見逃せない。