日刊スポーツ新聞社制定「第30回ボートレース年間三賞」の各賞が決まった。グランプリなどSG年間3冠を達成した山崎智也(41=群馬)が10年ぶり2度目の殊勲賞に輝いた。技能賞は石野貴之(33=大阪)、連対数を競う敢闘賞は峰竜太(30=佐賀)がともに初受賞。特別賞は女子獲得賞金トップの寺田千恵(46=岡山)と、昨年5月に惜しまれながら引退したボートレース界のレジェンド、加藤峻二氏(74)のダブル受賞となった。表彰式は3月9日に東京・品川プリンスホテルで行われ、5人に賞金と賞状が贈られる。

 山崎智也が05年以来、2回目の殊勲賞を受賞した。2度目のグランプリ制覇とともに史上5人目の年間SG3冠を達成。殊勲賞ポイントで2位石野貴之を78ポイント突き放した。受賞を知った山崎は「ありがとうございます」と喜んだ。

 1年を通してボートレース界の「顔」を務めた。2月の住之江周年Vを皮切りに、4月は常滑周年を優勝。5月の大村オールスター、6月の宮島グラチャンではSG連続優勝を飾った。7月の福岡周年も勝ち、賞金争いを独走した。グランプリを控えた12月9日に元ボートレーサーの奏恵夫人が女児を出産。グランプリ前夜祭では「お父さんも頑張る姿を見せたい。優勝します!」と高らかに宣言。その言葉通り、選出順位1位から優勝戦1号艇でイン逃げを決める「王道」でVを果たした。奏恵夫人が電撃引退した直後の12年に続き、愛娘誕生後にもグランプリで有言実行V。充実の15年を「出来過ぎっす」と謙遜しつつ、「いいリズムで行けた。やっぱりペラ調整が大きいですね。足もいいし、乗りやすいことも多かった」と振り返った。

 今年の目標は「毎年グランプリを取ること」。トライアルの枠番やエンジン抽選に付加価値のあるベスト6を見据える。「やっぱり6位以内で行きたい。狙って賞金1、2位で行くのは難しいので」。グランプリが18人制になった14年以降でただ1人、2年連続でベスト6に名を連ねた。公私に充実期を迎えた山崎が、今年も爽やかに、格好良くボート界を引っ張る。

 ◆山崎智也(やまざき・ともや)1974年(昭49)3月11日、群馬県生まれ。71期生として92年11月の桐生でデビュー。94年11月の平和島で初優勝。通算優勝は79回、G1は29回、SGは15年住之江グランプリなど10冠。同期は深川真二、海野ゆかりら。166センチ、53キロ。血液型A。