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美浦の理論派和田師が早期再開を主張
美浦の理論派として知られる和田正道師(60)が20日、インフルエンザ騒動に苦言を呈し、早期の開催再開を強く訴えた。陽性でも症状が出ていなければ100%能力を出せると断言。新潟記念(G3、芝2000メートル、26日=新潟)には昨年覇者で1年ぶりになるトップガンジョー(牡5)を送り込む。
馬インフルエンザの拡大で開催の見通しが不透明な中、獣医師の資格も持つ和田師は敢然と早期再開を主張した。
--開催へ向けて慎重論が大勢を占めています
和田師「騒ぎ過ぎ。風邪ぐらいで競馬をやめること自体がナンセンス。陽性馬と発症馬は区別しないといけない。陽性反応が出ても、発症さえしていなければ100%能力を出せると自信を持って言える。もちろん発熱や鼻水やせきの症状が出ていれば使わないし、元気があるかどうかは目を見れば分かる。カイ食いなど、ほかにも判断材料はある。出馬投票をする以上、プロの目を信じてほしい。鼻水を垂らしてパドックを回るような馬は出ない。万が一、当日急変して使えない状態になった場合は取り消すのだから、ファンに迷惑は掛けない」
--前回流行した71年は約2カ月中止になりました
和田師「ワクチンもなかった当時はバタバタと一気に広がって、たとえレースをしても頭数がそろわなかった。今回は1500頭も元気なままで残っている。飼養管理が進歩して、栄養状態が格段に良くなったから、抵抗力も強い。それに当時は冬。インフルエンザは熱に弱く、夏場なら長くは続かない。少しぐらいの発熱なら2、3日で治る」
--陽性馬が未感染の馬と一緒に調教しているのは、いたずらに感染を広げるだけではないですか
和田師「学級閉鎖がたとえとして挙げられているが、子馬と成馬は区別して考えるべき。感染しても発症しないように、安くはない予防注射をしている。ワクチンの効果で症状はそれほど重くならない。拡大を恐れる必要はない。1度感染すれば抗体ができて、再び感染することはないのだから」
--では開催に支障はないのですね
和田師「その通り。JRAは及び腰にならず、健康な馬なら陽性でも問題がないことを、きっちりファンに説明しないといけない」
[2007年8月21日8時33分 紙面から]
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