日本代表のMF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)が「1トップ・ローテーション制」でアジア制覇を狙う。27日、アジア杯(来年1月7日開幕、カタール)に向けた合宿に備え、大阪府内の宿舎入り。日本のチームカラーと同じ青い靴を履き、存在感を示した。

 ザックジャパンのFWの柱、森本貴幸(22=カターニア)が故障で招集されず、1トップにはJリーグ得点王の前田遼一(29=磐田)が入ることが濃厚。そんなハプニングをも追い風に変える。日本代表関係者は「森本は前線に張るタイプ。前田は1・5列目に下がって試合をつくることもできる。前田が下がれば本田が1トップに上がる。そんな入れ替えが増えると思います」と証言した。

 前線に張るタイプの森本が1トップなら、本田圭は森本を追い越しゴールに迫る。だが、柔軟な前田が1・5列目に下がる時間の回数が増えれば、本田圭は「南アフリカW杯方式」で1トップとして躍動する時間が増える。「得点というものにこだわる」という本田圭がゴールに近い位置でプレーできれば、「得点源」としての期待も高まる。

 日本が00年レバノン大会、04年中国大会とアジア杯連覇を成し遂げた際、00年はMF名波、04年はMF中村俊と日本の誇るレフティーが大会MVPに輝いた。本田圭も今大会で日本をアジアの頂点に導きMVPを獲得すれば、日本が誇る「伝説のレフティー」の2人に続くことになる。1トップ・ローテーションで南アフリカW杯の歓喜のゴールを再現し、自身の「冠」の数をさらに増やしていく。