ワールドカップ(W杯)北中米大会開幕を目前に控え、スペイン紙マルカが参加48カ国を分析した。
日本代表に関して「今大会の出場権を最初に獲得したチーム」と強調し、森保一監督について、「日本を2大会連続でW杯に導いた唯一の監督であり、同国代表を100試合以上指揮した最初の監督」とその実績を高評価。プレースタイルについては、「戦術的なサプライズを仕掛ける能力に優れ、コンパクトで規律正しいチームを構築している。アクティブで攻撃的なプレースタイルを提唱し、3バックを好み、3−4−2−1や3−4−3のシステムを採用している」と分析した。
長所について、「16試合54得点(北朝鮮戦の不戦勝含む)でアジア予選最多得点を記録」と攻撃力の高さを強調し、「久保建英(4得点8アシスト)、伊藤純也(1得点10アシスト)、上田綺世(8得点2アシスト)の3人が10得点以上に関与したが、これはアジア予選のどのチームよりも多い。攻撃面で豊富な選択肢を備えたチーム」と評価した。
短所については、「日本はこれまで一度もラウンド16を突破したことがない。準々決勝に進出したことがないチームにおける、大会最多試合数記録(25試合)を保持している。ラウンド16敗退という心理的な壁が立ちはだかり、カタール大会でもPK戦の末に同ラウンドで敗れた。さらなる飛躍が最大の課題である」と指摘。プレー面に関しては、「守備時の空中戦に脆さが見られる。ペナルティーエリア内へのクロスやセットプレーを多用するフィジカルの強いFW陣と対峙すると苦戦を強いられる」と分析した。
注目の選手に関しては、レアル・ソシエダードの久保建英を挙げ、「アジア予選において、日本代表で最も決定的な役割を果たした選手だった(12得点に関与)。右サイドからチャンスを生み出す能力、スピード、視野の広さにより、チームのクリエイティブな司令塔になっている。25歳で全盛期を迎え、欧州で最も高く評価されているアジア人選手の一人として本大会に臨む」と大きな期待を寄せていた。(高橋智行通信員)


