アジア杯が7日に開幕。日本代表は1次リーグ初戦ヨルダン戦(9日)に向け、アルアハリ競技場で調整を行った。

 日本代表MF松井大輔(29=グルノーブル)が日増しに勢力を拡張する西アジア勢にストップを掛ける。前日はドーハでAFC総会が開かれ、ヨルダン協会のフセイン会長が、FIFA副会長に就任するなど世界的に西アジアの力が強くなった。逆に田嶋幸三副会長はFIFA理事選に落選し、同副会長だった韓国の鄭夢準氏も落選するなど、東アジアからはFIFA理事がいなくなる。ヨルダン戦に右MFとしてスタメン出場濃厚な松井は「政治的にダメなら、ピッチ上で日本をアピールし続けるしかない。ヨルダン戦はちょうどいい機会でもある。精力的に攻撃を仕掛けたい」と気合を入れた。