日本代表FW本田圭佑(28=ACミラン)が、来季オーストリア3部のSVホルンを買収することが正式決定した。9日、本田がオーナーを務める所属事務所の株式会社ホンダ エスティーロ(HONDA ESTILO、本社・大阪府吹田市)が発表。9日のホルンの総会で承認され、正式な手続きを経た上でクラブからも発表された。
実質的なオーナーとなる本田は7月下旬からの新シーズン開幕に向け、新戦力獲得に、独自の視点で早速動きだす。比較的外国人枠の制限が厳しくない同リーグの特徴を生かし、日本人に欧州でプレーするための出発点として門戸を開く。同事務所は6月下旬に都内でトライアウトを実施することも発表。「トライアウトは、日本の多くのサッカープレーヤーたちにSVホルンでプレーできるきっかけを与えるものです」と説明した。開催概要は、近日中に発表される。
“ホルン入り”は本田が国内で展開する小学生を対象としたサッカースクール(全49校、約2000人)の生徒たちの目標にもなりそうだ。クラブとして目指す先も1部昇格、欧州チャンピオンズリーグ出場と表明した。現役の日本代表選手による欧州プロクラブの買収は前例がない。本田の一大プロジェクトが本格スタートする。
◆SVホルン オーストリア・ニーダーエスターライヒ州ホルン郡を本拠とし、1922年創設。長らく下部リーグに所属しながらも88年に同国4部、91年に同3部昇格。12年に3部で優勝し、2部昇格。今季は10チーム中9位で3部降格。元浦和のモラス雅輝がコーチを務め、2月には明大卒のMF矢島倫太郎が加入。主なタイトルは08年オーストリア杯優勝。本拠地はフォルクス・バンク・アレナ(収容4000人)。


