サッカーの22年W杯招致を目指す日本に対する国際サッカー連盟(FIFA)の視察が19日、始まった。18年と22年大会を招致する全9候補地の中で、日本が最初の視察地となる。

 チリ・サッカー連盟のマイネニコルス会長を団長とする5人の視察団は19日夕、関西空港に到着し、同団長は「日本は02年にW杯を開催したことがあるが、あらためて運営能力を確認するために来た」と語った。初日はヘリコプターで上空から開幕戦、決勝の舞台になる大阪市の「大阪エコ・スタジアム(仮称)」の建設予定地を視察。

 視察は22日までで、堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターなどを調査。日本招致委員会(委員長・犬飼基昭日本サッカー協会会長)が開催意義を訴える貴重な場となる。