日本協会の原博実強化担当技術委員長(51)は26日、都内のJFAハウスで日本代表の次期監督問題について会見を行った。「昨日からの進展はありません。みなさんに報告できることは無いです」と、第一声で告げた。その上で、3人の監督候補との交渉期限が現地時間の今週末であることを明かし「いろんな限界が来ていると思う。ずるずる待っているわけにはいかない。最後の大詰めのところに来ているかなと思いますけど」と、語気を強めた。

 現在の監督候補が全滅した場合については「僕は3人でいけると思っている。駄目になった場合は考えていない」と言いつつも、「もし駄目なら、他の次の手も考えなきゃいけない時期ではある」とも話し、迷走度合いは深まるばかり。原委員長は会見を20分で打ち切り、明日(27日)発表の自身が代行監督を務める9月4日パラグアイ戦、同7日グアテマラ戦の日本代表メンバーを協議するため、足早に去った。