日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は16日、日本代表の南米選手権(7月・アルゼンチン)出場の結論を17日にも決める方針を明らかにした。日本は海外クラブ所属選手主体の編成を前提に出場を決めたが、交渉は難航。辞退に追い込まれる可能性が高い。

 交渉を担当した原委員長は欧州時間の16日が最終期限となる正式返答が数クラブから届くのを待って、協会の最終判断を下すと明言。一連の話し合いで「『日本のためにできることはしたい』とどのクラブも言ったが、だからといって(選手を出しても)いいですという話ばかりではない」と語った。

 日本選手がいるチームではMF香川真司(22)のドルトムント、DF内田篤人(23)のシャルケ、FW岡崎慎司(25)のシュツットガルト(以上ドイツ)が招集に難色を示している。