国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長がFIFAの東日本大震災復興支援計画などを話し合うため23日来日し、東京都内で高木義明文部科学相と会談した。同日夕には菅直人首相を表敬訪問する。

 6月1日のFIFA会長選で4選が確実視されているブラッター会長は「サッカーファミリーを代表して被災した方々にお悔やみを申し上げる」と述べ、12月に日本で開催されるクラブW杯に向けて全面協力する姿勢を示した。高木文科相は「震災でスポーツ大会の中止もあったが、クラブW杯は最高のコンディションで選手がプレーできるよう支援したい」と話した。

 被災した競技場の修繕費用の援助をFIFAに求めている日本サッカー協会の小倉純二会長とも協議する。ブラッター会長は24日に離日する。