日本女子代表が27日、W杯出場権獲得を懸けて、アジア杯準決勝オーストラリア戦に臨む。チームは26日に会場の中国・成都市で約1時間半の調整。非公開で、攻守のセットプレーなどの確認を行った。

 08年のアジア杯では、オーストラリアと2戦し合計6得点を挙げた。司令塔のワシントン・フリーダムMF沢穂希(31)は「身体能力は確かにあるけど、連動性とか技術では負けない。日本のいいところを出せば、負ける気はまったくしない」と揺るがぬ自信を隠さなかった。現地は連日気温35度に達する猛暑だが、24日の北朝鮮戦では沢、FW大野ら主力を温存し、コンディションには問題はない。佐々木監督が掲げる「世界一」という目標へ向け、まずは順当にW杯の切符を勝ち取る。