U-22(22歳以下)日本代表は今日19日、ロンドン五輪アジア2次予選でクウェートとホーム(豊田ス)で戦う。

 緊急事態のチームに、縁起の良い「お守り」だ。チームが滞在する愛知県内のホテルに17日、大量のボクサーパンツが届いた。MF登里享平(20=川崎F)の父祐次さん(55)が勤めるオグランジャパン(大阪市)社製の「ケーパー」(単価500円)だ。Lサイズを11枚、LLサイズを18枚、スタッフの分も含めて届けられ、全員に配られた。

 素材はポリエステルで、色はサムライブルーにちなんで青。母恵子さん(49)がパンツを送る旨を息子に伝え、登里がチームメートに聞くと「はきたい!」という声が上がった。五輪戦士には手元に届く前から大好評だった。

 5月初旬には、恵子さんが登里の暮らす川崎Fの寮に赤パンツを大量に送り、メンバーにお裾分けされると、チームは鹿島、C大阪、G大阪の「ACL組」相手に勝ち点を挙げ、G大阪戦では後半ロスタイムに中村が決勝サヨナラFKを決め、燃えるような劇的勝利を飾った。

 登里が中学時代には、所属するチーム「EXE90FC」の仲間にも大会前に「必勝」とプリントした特製紅白パンツを配布。高校受験前には、両目が入ったダルマがプリントされた紅白パンツも配った。パンツの贈り物は、登里家の「家業」となっている。

 FW永井の故障を受け、五輪戦士は前日17日に選手だけで異例の緊急ミーティングを開き、「誰かがいないとダメなチームじゃないじゃないか」という声が上がったという。「おやじのパンツは縁起が良いので、力が入ります」と登里。全員で青パンツをはき、一丸となって攻め、先取点を取れば、永井も休ませられる。関塚ジャパンが青に染まって快勝を狙う。【由本裕貴】