2014年W杯ブラジル大会の大陸別組み合わせ抽選会が7月30日(日本時間同31日)、リオデジャネイロで行われ、国際サッカー連盟(FIFA)ランク16位の日本は9月2日から始まる同杯アジア3次予選でウズベキスタン(83位)、シリア(104位)、北朝鮮(115位)と同組のC組に入った。

 シリア軍は31日未明、中部ハマで反政府デモ鎮圧のための大規模な軍事作戦を開始した。戦車を投入、機関銃を無差別に発砲したとの情報もある。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤによると、ハマで100人が死亡、東部デリゾールなども含め全土での死者は136人に上った。

 アサド大統領は、3月以降に本格化した反政府デモを受け、非常事態法撤廃など一定の譲歩を示しながらも、収まらないデモに徹底的な武力弾圧を継続。デモ隊は政権打倒を目指すが、アサド政権が揺らぐ兆しはなく、犠牲者の増加に国際的な懸念が高まっている。

 ハマはデモ中心地の1つ。病院の医師はロイター通信に「戦車が四方から攻撃し重機関銃を無差別に発砲している」と証言。別の住民は、路上に残された遺体を攻撃のため収容できないと話した。軍の一部が離反したとの情報もある。この日、サッカー日本代表は、W杯アジア3次予選でシリアと同じC組に入った。11月11日にはアウェーでの試合が予定されているが、政情不安が深刻な状態だ。