なでしこ全員集合!!
2012年ロンドン五輪金メダルを目指すなでしこジャパンは、来年2月に前代未聞の100人規模の大合宿で始動することが、19日までに明らかになった。大阪・J-GREEN堺で、なでしこジャパンからU-17(17歳以下)女子日本代表まで、4つのカテゴリーが一堂に会す。これまでも「なでしこチャレンジプロジェクト」と銘打ち、各世代代表を集めて50人規模での合宿は実施してきたが、さらに拡大することで、世界の頂点への意思統一をはかる。
AKB48どころじゃない。真冬の2月、大阪で「なでしこ祭」を佐々木則夫監督(53)がプロデュースする。なでしこ大集結の100人合宿がロンドン五輪金メダルへのオープニングセレモニーとなる。これまで、各世代の候補生を集めて実施してきた「なでしこチャレンジプロジェクト」との合同トレーニングを計画している。大学生、U-20(20歳以下=現U-19)、U-17(現U-16)の4カテゴリーからなる“オールなでしこ”は、過去にない規模になる。
北京五輪4強後の09年11月、福島・Jヴィレッジになでしこなど3世代60人を集めたが、今回はその倍、破格のスケールだ。若手にとっては、MF沢らトップとプレーすることで、一流を肌で感じることができる。
なでしこの活躍は、世代別代表にも確実に波及している。大学生は8月のユニバーシアード中国大会で準優勝。U-19は今月のアジア選手権ベトナム大会を制し、来年のU-20W杯ウズベキスタン大会出場を決めた。U-16も来年のU-17W杯アゼルバイジャン大会を狙う。
U-19、U-16の2世代を率いる吉田弘監督(53)も「少しずつなでしこに近い感じにレベルアップしています。守備面は特に参考にしています」と、強化に手応えをつかんでいる。
佐々木監督は今月8日、U-19代表の試合をベトナムまで視察に出向き、FW京川、横山らをチェックした。各代表スタッフから報告を受け、ビデオをチェックし情報収集している。
ロンドン五輪の登録人数は18人。アジア最終予選の20人から2人減る。目の前の新戦力発掘も大事だが、日本女子サッカーの黄金期のため次代、さらにその次へと、長期的な視野で底上げに取り掛かる。2012年、各年代の世界大会を日本女子サッカー界が総なめできる期待はある。「金メダルだよ、全員集合!!」。佐々木監督のユーモアあふれる雄たけびで、女王への道が開かれる。【鎌田直秀】


