日本代表FWハーフナー・マイク(24=甲府)が欧州でも評価が高いFW香川真司(22=ドルトムント)に倣い、進化を遂げる。16日に国内組のメンバーとともに北京経由で帰国。「(香川)真司がいいお手本になった。そこを見習いたい」と表情を引き締めた。

 見習うポイントは、ピッチ状況をものともしない技術だ。ハーフナーは雪解けでデコボコの11日のタジキスタン戦で先発、不慣れな人工芝の15日の北朝鮮戦も途中出場した。だが痛感したのは「ピッチ状況が悪かったり、慣れてないとミスが増えた」ということだ。

 目についたのはタジキスタン戦の香川のプレーだ。「自分はピッチが普段と違うとボールが足に収まらなかったけど、真司はいつも通りドリブルをしていた。普段から真司が悪いピッチでプレーしているわけじゃない。技術の高さが必要不可欠だと思った」と言う。

 「Jリーグはピッチがいい。だから普段の練習で技術を上げ、どんな状況でも対応できるようにしたい。真司のように」。貴重なアウェー2連戦を経験し「こんな短期間に飛行機に7回も乗るなんて初めてです」と苦笑いした期待の長身FWが来年2月の親善試合、そしてW杯3次予選ウズベキスタン戦で今以上に成長した姿を披露する。【菅家大輔】