日本代表は28日、埼玉県内で6月のW杯アジア最終予選3試合に向け、非公開練習を行った。
日本代表主将の顔が、カズ(三浦知良=45)の話になるとほころんだ。前日27日に決めた最年長ゴールについて練習後、MF長谷部誠(28=ウォルフスブルク)はこう言った。「こっちがうれしくなるゴール。だからメールした。自分たちも頑張らないといけない」。鳥取戦後、一番にカズの携帯を鳴らした。アジア最終予選を控え、今も走り続ける先駆者からのメッセージ。日の丸を背負う選手に、確実に届いていた。
カズさんがやって、自分たちがやらないわけにはいかない。「W杯最終予選に向けたメッセージになったと思う」と語ったカズは、W杯フランス大会最終予選初戦のウズベキスタン戦で4得点と爆発。米国大会1次予選でも大事な初戦で決めている。「築きあげてくれたものを、引き継ぐだけじゃなく、よくしていかないといけない」。長谷部は初戦でゴールを決めて勝つことが、チームの必須課題と理解している。
昨夏、カズ主催の食事会にDF内田、長友らと出席。代表選手としての心構えを聞いたが「なぜか、カズさんはカウンターのお店にしたんですよね…」。長谷部はどうしても聞き足りなかった。来月、3連戦後に開催する予定で「次はテーブルで」と円卓を希望。勝ってカズと祝杯を挙げる。これが最高の恩返しになる。【栗田成芳】


