新潟から水戸に期限付きで加入したU-22(22歳以下)日本代表FW鈴木武蔵(21)が、ホーム讃岐戦で初先発した。

 本拠デビュー戦で前半から50メートル5秒9の快足を飛ばしたが、まだ周囲との息が合わずシュート0本。「ゴール前の工夫が足りなかったし、自分が(こぼれ球やラストパスを)予測していればチャンスはあった」と反省。後半24分にベンチへ退き、移籍初ゴールは次節以降へお預けとなった。

 試合は2トップで先発したが、後半開始から左サイドハーフへ。だが「ボールが出てこなかった」と機能せず、わずか10分後に再び2トップへ戻るなど手探り状態だ。それでも「徐々に合ってきたし、Ksスタの雰囲気も良かった。早くサポーターにゴールを届けたい」と意気込んでいる。

 出場機会を求めて初の移籍を決断し、今月4日にチームへ合流した。目標は「10得点」。鈴木の顔と「我が名は鈴木武蔵 助太刀いたす!!」の言葉がプリントされたTシャツをクラブが製作し、応援に駆けつけた両親をはじめ、多くのサポーターが購入の列をつくるなど期待度は高い。水戸からリオデジャネイロ五輪へ「その期待に結果で応えていくのが一番」と、新天地での活躍を誓っていた。