歴史を変える。J3秋田が16日、秋田市内で新体制発表会見を行い、新加入15選手のうち14選手が出席した。14年にスタートしたJ3は2年連続8位。JFL時代も8位を上回ったことがなく、就任2年目の間瀬秀一監督(42)は「2年目で、ここが人生の勝負の年だと思っている」と、チームを7位以内にステップアップさせることを目標に掲げた。

 間瀬監督は、千葉のJ1時代を指揮した元日本代表監督イビチャ・オシム氏の通訳を務めた。10年前、千葉関係者にプレゼントされたという青いネクタイを初めて着用した。「青はチームカラー」と言い、秋田での今季にかける思いを服装でも示した。

 引退を含めて18人が昨季限りで退団した。大幅に選手が入れ替わるが、岩瀬浩介社長兼強化部長(34)は「決して後ろに進んでいるわけじゃない。次のステップへの過渡期」と説明。間瀬監督は「やれるんじゃないかな、という目をしている選手が多い」と新戦力を見極めた。

 明日18日に始動し、来月には秋田・大館と高知でキャンプを行う。「初日から力を合わせられるようなチームにしていきたい」と間瀬監督。この日は新ユニホームも発表され、間瀬秋田の勝負の2年目がいよいよスタートする。【久野朗】