川崎Fの新クラブハウスの竣工(しゅんこう)式と内覧会が1日、川崎市麻生区で行われた。選手もこの日から使用。ロッカールーム、ジェットバス付きの風呂、筋トレルームは旧建物の倍以上の広さになり、仮眠室やリラックスルーム、ラウンジ、テラスも備わっている。各選手のロッカーには携帯機器充電用のコンセントも付いている。

 FW小林悠(28)はロッカールームに座ると「座る場所の広さが前の倍」と大感激。風呂も以前は4人が湯船に入ると混雑状態だったが、今は十数人が湯船につかっても余裕がある。小林は「ビッグクラブみたい」と話し、MF中村憲剛(36)も「選手寿命が延びそう」と充実したクラブハウスに大満足だった。中村がこだわったのは、ロッカールームの構造。選手全員の顔が見渡せるようにとの要望を出し、イメージ通りの造りになった。クラブ創設20周年の年での新クラブハウスに「本当に頑張らないといけない。タイトルを獲らないと」と決意を口にした。