仙台がナビスコ杯初戦を白星で飾った。リーグ戦から先発9選手を入れ替え臨んだホーム戦。2季連続で特別指定選手登録を受ける、仙台大DF榎本滉大(21)の攻守にわたる活躍で完封勝ちを収めた。

 榎本はプロ初先発初出場で決勝点となる初ゴールを決め、本職の守備でも無失点に抑えるなど大健闘。プロ1号となった先制点は開始4分にMF野沢拓也(34)の左クロスから生まれた。CKの場面。こぼれ球を拾ったDF蜂須賀孝治(25)がシュートを放つも「弱かったので自分が狙いました」と、華麗にトラップし左足で仕留めた。

 榎本は「これをきっかけにリーグ戦にも絡んでいけたら。チャンスが来るようこれからも練習から1つ1つやっていきたい」と笑顔で今後の活躍も誓っていた。