仙台のGK六反勇治(29)が、復帰戦で存在感を発揮した。右足外側くるぶし付近の靱帯(じんたい)損傷で3月6日のリーグ東京戦を最後に離脱。約1カ月半ぶりにピッチに立ち、13本のシュートを浴びながら無失点で切り抜けた。だが、復帰戦は引き分けに終わり「結果を残すには、もっと質の高い練習をしていかなければいけない。勝つ、勝たない以前に戦う集団になっていない」と厳しかった。

 鹿児島出身で熊本国府高卒。熊本地震発生後は被災地には支援物資を送ったといい、今後は「熊本の皆さんが普通に生活できるようになって、その中でサッカーを使って笑顔が取り戻せる時に、何か活動したい」と話した。