横浜FCのFWカズ(三浦知良、49)が23日、横浜・戸塚駅前でチームメート、クラブスタッフら約50人と熊本地震の義援金募金活動を行った。この日は当初、アウェー熊本戦だったが震災の影響で中止になっていた。約500人の駅利用者が募金に協力し、カズは「こういう形で皆さまの協力を得て集めることができて、しっかり気持ちとして届けたい」と話した。

 カズは11年の東日本大震災の時も、大阪での復興支援試合に参加し、スタジアムでの募金活動にも参加していた。「今はまだ、たくさんのことをできるわけではない。これから先、サッカーやスポーツを通じて、いろんなことができることが増えていく。そうなったとき、一番大事だと思っている」と支援への思いは強い。

 チームメートのDF市村の妻子が、熊本・宇土市の実家に帰省中に被災した。カズは市村の家族を連日気遣い、市村の家族は「カズさんの言葉に勇気づけられた」と感謝を口にしているという。カズは「自分のプレーや発言で、少しでも頑張ろうという気持ちになってくれるなら」と話した。