元日本代表MFの森島寛晃氏(44=現J2C大阪強化部)が、96年5月までC大阪で指揮を執ったパウロ・エミリオ氏の訃報を悲しんだ。

 エミリオ氏は、16日にリンパ腫のため他界。森島氏は当時、C大阪の中心選手として、95年のJリーグ昇格などクラブの草創期をエミリオ氏とともに支えてきた。

 森島氏は「Jリーグを目指してともに戦ったエミリオさんが亡くなられたと聞き、とてもビックリし、残念な気持ちでいっぱいです。Jリーグを目指した忘れられないシーズンを、エミリオさんと一緒に送れたのは私の財産。私もあのシーズンを送る中で、日々、目標に向かってプレーし、得点への意識を一段と持つことの大切さを学びました。その後の日本代表へのチャンスにもつながった。ブラジルに行った時にまた再会できることを楽しみにしていたのですが、お会いできなくて寂しい限りです。サッカー界にたくさんの功績を収められたエミリオさんのご冥福を、心よりお祈りいたします」と語った。