横浜のDF栗原が、2年ぶりの復活弾を決めた。前半23分にMF中村のFKを頭で合わせた。その1点を守り、チームは今季初の完封勝利で6戦ぶり白星だ。栗原は昨年7月19日G大阪戦での先発を最後に控えが続き、前節鹿島戦で先発復帰したばかり。得点は14年8月30日仙台戦以来だ。

 苦しい時期を過ごしてきた元日本代表は「あまりにも(出場)チャンスが来なかった。でも自分なりに(腐らず)やってきた。(中村から)いいボールが来たおかげ」と感無量な表情。「結果を残さなければ生き残れない」と自らに言い聞かせて臨んだという。37歳の先輩中村は「最初はオウンゴールだと思った。でも勇蔵が決めたって聞いて『俺のアシストだ』と思ったよ」と笑顔。衰えと闘う30代のベテランが、輝いた。