清水ユースは市船橋に0-1で敗れた。ホームで迎えたリーグ再開戦だったが、前半34分にPKを与えて先制点を許すと、終盤の猛攻も実らなかった。次節はアウェーで柏ユースと対戦(7月3日午後4時、日立柏サッカー場)する。

 清水ユースの選手たちは、試合終了と同時に肩を落とした。前半34分、自陣ペナルティーエリア内でMF望月陸(18)が相手選手を倒したとしてPKを献上。先制点を許した。平岡宏章監督(46)が「あまり言いたくはありませんが、あれ(PK)で試合が決まってしまった。残念です…」と振り返る微妙な判定。この1点が決勝点となった。

 それでも、終盤は右クロスにMF鈴木魁人(16)が頭で合わせるなど、何度も好機を演出。最後まで市船橋ゴールに迫った。

 シュート8本は空砲に終わったが、指揮官は「チャンスは作れている。リーグ戦もまだ3分の1が終わっただけ。前向きに捉えています」と強調した。ゲーム主将のDF立田悠悟(18)も「終盤は良い形で崩せている場面もあった。最後の部分の精度を高めていきたい」と次節柏ユース戦に向けて視線を上げた。【前田和哉】