浦和MF李が17日大宮戦で盟友へはなむけの「KLMそろい踏み」を狙う。前線で共闘するFW興梠が、この試合を最後にリオ五輪出場のため最大1カ月チームを離れる。李は15日、「仲間でありライバル。ダービーでは、K(興梠)L(李)M(武藤)そろい踏みで点を取りたい」と意気込んだ。

 李も08年北京五輪に前線の柱として出場。しかし直前合宿に左ひざを痛め、強行出場した本番では本領を発揮できなかった。だからこそ「普通にやる」難しさ、大事さを強調する。「慎三は今、調子もいい。だから普段通りにやってほしい。力はある。一番大事なのは平常心」。特に気負いをみせずとも、KLMのあうんの呼吸で連動し、相手を崩す。そんな「興梠スタイル」を、リオへの船出直前に再確認させるつもりだ。