第2ステージで未勝利同士の戦い。

 ホームの名古屋はここまで1分け3敗。対する甲府は2分け2敗。主導権を握ったのは甲府だった。前半11分にFW河本からの浮き球パスを、FW稲垣が押し込んで先制した。慌てた名古屋は、まだ序盤にもかかわらず199センチの長身FWシモビッチをめがけてロングボールを出す戦術に一辺倒。甲府は堅い守りで前半を無失点で切り抜けた。1-0で甲府リードのままハーフタイムに入った。

 名古屋は後半17分。DF酒井が頭で折り返したボールを、DF矢野が右足で押し込んで1-1の同点に追いつく。しかし、名古屋が意地を見せたのもそこまで。その後、甲府が連続得点。結局、3-1で甲府の勝利。

 名古屋はリーグ13戦未勝利(5分け8敗)の危機的状況に陥った。