仙台は23日、FWウイルソン(31)が契約満了のため今季限りでの退団が決定したと発表した。今年5年目のシーズンを迎えていたブラジル人ストライカー。今季はリーグ23戦に出場し6得点を挙げている。

 仙台の“王様”がクラブを去る。入団した12年にいきなり13得点をマークし、クラブ史上最高成績の2位躍進へ大きく貢献。この年にはJリーグ・ベストイレブンも獲得し、翌13年も13得点を挙げる活躍でエースの座を確立した。その後14、15年に4点、昨季15年は6点という成績だったが、今季は7月に3試合連続得点を記録するなど好調の時期もあった。一方、度重なる不調や負傷によりシーズンを通してのフル稼働が難しいものになっていたのも事実。仙台にとっては過去最高級のストライカーの退団。来季のチーム編成にも大きく影響しそうだ。