湘南GK梶川裕嗣(25)がプロ入り3年目でリーグ初出場初先発した。

 ホーム最終戦の舞台でも、落ち着いたプレーで、完封勝利に貢献した。

 梶川は「思ったより緊張はしませんでした。みんなのおかげでシュートが飛んでこなかった。何もしてないです」と苦笑い。DF陣の奮闘にも助けられ、浴びたシュートは6本。ピンチらしいピンチもなかっただけに守備陣に感謝していた。「次はみんなを助けられるように」と話した。

 梶川は中学時代まで名古屋の下部組織で育ち、東海学園高、東海学園大を経て、14年に湘南に加入。公式戦でも過去に14年7月の天皇杯2回戦の琉球FC戦の1試合のみだった。曹貴裁監督(47)は「(調子が)ずっとよかった」と起用理由を説明し、出番がない中でも高い高いモチベーションで練習に励んでいた姿を評価していた。