C大阪を3年ぶりのJ1復帰に導く値千金の決勝弾を決めた、C大阪MF清原翔平(29)は「キンチョウ(金鳥スタ)で点を決められていなかった。最後の最後に決められてうれしい。喜びが爆発して、みんなで喜べたので良かった」と喜んだ。

 0-0で迎えた後半7分、右CKをMFソウザが頭で落としたボールを、混戦の中から左足で押し込んだ。まさに全員で取った“昇格弾”だった。「チーム一丸となって戦って、最後の最後のプレーオフで勝利につながった。チーム一丸が大事だった。最初は(試合に)出られなかったですけど、徐々に試合に絡んだ。使ってもらった恩返しに、決められて良かった」と、この日も起用してくれた大熊清監督に感謝した。

 札幌大から10年にJFLのSAGAWA SHIGA FCに加入。13年に同じJFLの金沢に移籍し、翌14年にJ3、15年にJ2とステップアップし、今季からC大阪に加入。社会人から一歩一歩、着実にステップアップした苦労人が、ついに来季からはJ1で戦う。清原は「体験したことがないので、J1で戦えるようにいい準備がしたい」と冷静に来季を見据えた。